こんにちは!
2006年から自然素材の家づくりを名古屋地区で続けている
マンションリフォーム研究所の中尾奈津絵です。
スポーツ庁によると、外出の自粛により身体を動かす機会が減った結果、
筋肉量の低下や基礎疾患の悪化や、
認知機能の低下等の健康二次被害が懸念されているとか。
とはいえ、身体を動かすのが好きな方ならまだしも、
運動嫌いな方がウォーキングなどを習慣化するのは大変ですよね。
そんな方にお勧めなのがガーデニングです。
■該当するのはいくつ?
・散歩や買物などで外出することが減った
· 歩くスピードが以前より遅くなった
· 他の人との交流が減った(例えば週1回未満)
· 買物に行けないなどで、バランスの良い食事ができていない
· 他の人に同じことを何度も尋ねるようになり、物忘れが気になるようになった
· 以前と比べると、ふくらはぎが細くなった
· 家族や友人との接触も減ったため会話が減り、滑舌が悪くなってきた
· 最近、楽しいと感じることがほとんどない
上記は高齢者の健康二次被害を防ぐためのチェックシートですが、
若年層も油断禁物です。
■ガーデニングのメリット
・重い土や水などの運搬による筋トレ
・手足の曲げ伸ばし、立ったり座ったりすることによる運動効果
・日光に当たることによるビタミンDの生成
・植物の成長を見守ることによる精神的健康
・自分の体調に合わせて作業量(=運動量)を調整できる
・栽培環境を整えるための頭脳労働による認知症予防
・五感や感受性などを刺激することによる心理的効果
■近所トラブルを避けるために
・ニオイの強い肥料は控える
・落ち葉・枝・根・ツルなどは適切に管理し、隣家に迷惑を掛けない
・薬剤散布などで隣家に迷惑を掛けそうな時は、事前に連絡する
・フン害などを防ぐため、害虫・害獣対策をする
■ベランダガーデニングの注意点
・排水管や雨どいの詰まり予防のため、落ち葉や排水の管理を徹底する
・ベランダの耐荷重を調べ、鉢や土の軽量化などで負荷を調整する
・空気の流れを妨げないよう、エアコンの室外機周辺のスペースを確保する
・水やりの時、室外機に水がかからないよう注意する
・避難経路を確保する
【編集後記】
■『種』への配慮も忘れずに
「なぜウチの庭に青紫蘇が? もしかして隣家の?」
「隣家がシマトネリコの剪定をしないから、ウチの庭に落ちた種の始末が大変」
等々、隣家のガーデニングによる被害は後を絶ちません。
敷地を超えた枝や根を原因とする民事訴訟って多いですよね。
しかし、訴訟まで持ち込まなくても、
種や害虫、ニオイなどを我慢しているお隣さんは少なくありません。
新居でガーデニングを楽しむときは、
隣家に負担を掛けないよう配慮しましょう。