子どものベッドによる事故防止について
こんにちは!
2006年から自然素材の家づくりを名古屋地区で続けている
マンションリフォーム研究所の中尾奈津絵です。
ベッドによる事故の発生場所は自宅だけではありません。
祖父母宅での一時預かりのときに発生した事例もあります。
ベビーベッドの無い住まいで一時預かりするとなると、
大人用の寝具に寝かせるしかありません。
事故の事例を知った後では、ちょっと怖いですよね…。
次の年末年始に帰省しますか?
その時、子どもの寝具はどうしますか?
■ベビーベッド
折り畳み式で持ち運びができるベビーベッドもありますが、
帰省の荷物が増えるのは大変です。
かといって、帰省用として実家に常備したくても
場所を取るので実家の迷惑になってしまいますよね。
そのため、最近はレンタルの人気が高まっています。
料金や貸し出し日数はレンタル業者によって異なります。
繁忙期には希望通りにレンタルできないこともあるので、
早めに確認しておきましょう。
■大人用布団
大人用布団の、疲れた身体を優しく癒すための柔らかさや弾力性は、
子どもにとって危険な機能です。
なぜなら、顔が埋もれて窒息するリスクが高まるからです。
それに、未発達の骨や筋肉で毎晩多くの寝返りを行う子どもには、
ある程度硬さのある布団の方が負担になりません。
もし大人用布団に子どもを寝かせる場合は、
自宅で使用している敷布団の硬さを目安に対策しましょう。
掛け布団は、子どもでも動かせる軽いものにしましょう。
その対策は、「寝具の違いが原因で寝つきが悪く、帰省中は夜泣きが大変だった」
という事例のような苦労防止に役立つかもしれませんよ。
■これらの対策も
普段は問題行動をしないのに、
帰省中の赤ちゃんに嫉妬して、いじわるをするペットもいるとか。
そのため、ペットがいる実家に帰省する場合、
ペットが届かない高さのベビーベッドが安心です。
ペットとの距離を保つことは、アレルギー予防にも役立ちます。
高齢のために掃除の頻度が減っている実家の場合、
ホコリやダニから子どもを守る対策も必要です。
また、幼い元気な親戚が集まるなら、
安心して寝かせられる場所と寝具は欠かせません。
ベビーベッドだけでなく、ベビーサークルやペットガードなど、
実家に合わせた対策を検討し、
子どもに安全で安心な睡眠環境を用意したいですね。