数日前からずいぶんと涼しくなりましたね。
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
冬は、かかとの乾燥が気になりませんか?
CMや雑誌、テレビ等で毎年のように話題になるということは、
かかとの乾燥やひび割れで悩む人は、かなり多いのでしょうね。
その予防に欠かせないのが保温と保湿。
靴下などでクッション性を増し、足裏への刺激を減らすことも大切です。
かかとには皮脂腺が無いので、体の中でも特に乾燥しやすい部分です。
エアコンやコタツ、床暖房などは、ただでさえ少ない足裏の水分を奪います。
つまり、冬はかかとにとって最悪な環境なんです。
では、最悪な環境を少しでも改善する方法はないのでしょうか。
まずは、足裏への刺激を和らげる床材について考えてみましょう。
工場生産されたフローリングは表面が固いので足裏への刺激が大きく、
床の冷たさが血行を悪くします。
一方、自然素材の床は、工業品より感触が柔らかいだけでなく、
熱伝導率が低いので冷たさが緩和されます。
その調湿機能も、肌にとってはありがたいものです。
自然素材といっても、種類によって硬度は異なります。
比較的柔らかいのは、パインやヒノキなど細胞の配置が単純な針葉樹です。
しかし、柔らかいという長所はキズがつきやすいという短所にもなります。
そのリスクは理解しておきたいですね。
次に、乾燥させないで足元を暖かくする方法を考えてみましょう。
乾燥しにくく肌の水分を奪わない暖房方法といえば
オイルヒーターやハロゲンヒーターなどでしょう。
これらは、遠赤外線を利用した輻射式暖房なので空気を対流させません。
そのため、室内が暖まるまで時間はかかります。
しかし、ホコリを巻き上げないので、ハウスダストアレルギーの方にも優しい暖房法です。
暖房器具の使用を控えたいなら、
室内の断熱性を高めるのが一番でしょう。
一口に断熱といっても、その材料や方法によって費用や性能が異なります。
冷えや乾燥で悩んでいるなら、家づくりの打ち合わせの際、業者に悩みを話してみては?