こんにちは!マンションリフォーム研究所スタッフの中尾です。
「老後のことを考えてバリアフリーリフォームをしたい」
戸建て住宅のリフォームと違い、マンションの場合はどの程度リフォームできるのかイメージしにくいと思います。
そこで今回は、バリアフリーリフォームについて詳しくご説明します。
□バリアフリーリフォームはマンションでできるのか?
結論から申し上げますと、マンションのバリアフリーリフォームは可能です。
ただし、施工前に必ずマンションの管理組合から承認を得る必要があります。
このため、リフォームを行う場合は予め管理規約を読んで、可能なバリアフリーリフォームを把握しておきましょう。
また、マンションの場合は玄関ドアの間口を大胆に広げたり、浴室を大幅に拡張したりといった大規模な工事は困難な場合が多いです。
では、どのようなバリアフリーリフォームが可能なのでしょうか。
マンションの管理者から許可をいただいていることが前提ですが、代表的なリフォームには、手すりの設置や床の段差部分のフラット化、開き戸から引き戸への変更などがあります。
しかし、例えば構造上の問題で開き戸から引き戸へ変更できない場合があります。
この場合は、ドアノブを握力の低い人でも持ちやすいレバー状のものに変更して高齢者でも開閉しやすいようにリフォームする方法があります。
このように工夫次第で家の構造に合うバリアフリーリフォームができるので、バリアフリー化したい部分を遠慮せずに会社の方に伝えましょう。
□バリアフリーリフォームが難しい場所とは?
代表的なバリアフリーリフォームに床の段差部分のフラット化があると上述しましたが、このリフォームが困難である場合があります。
それは、洗面所やトイレの床にある段差です。
理由は、段差の下に排水管が通っているためです。
ひと昔前に建てられたマンションにはこの段差があることが多いので、これからマンションを購入される方は内見する際によく観察しておきましょう。
では、古いマンションに住んでいる場合床段差は解消できないのでしょうか。
実は、古いマンションでも床段差を解消できる方法があります。
それは、廊下や部屋などの床を高くして段差部分に合わせる方法です。
この場合、部分的なリフォームは難しくお部屋全体のフルリフォームになる可能性が高いので、他にバリアフリーできる部分はないか確認することをおすすめします。
また、上述しましたがマンションの場合は玄関ドアの間口を大胆に広げたり、浴室を大幅に拡張したりといった大規模な工事も困難である可能性が高いです。
□まとめ
本記事では、バリアフリーリフォームについてリフォーム可能な部分と困難な部分についてご説明しました。
マンションごとに多少異なるので、リフォームをご検討の際は予め管理規約を読んでおきましょう。
お住いのマンションのリフォームをお考えの方はぜひお問い合わせください。