住宅展示場の問題点
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
住む地域を商圏とする住宅業者の中で、
多額の経費を払って住宅展示場に出展する業者はごく一部。
しかも、その経費を負担するのは契約を交わした人だけ。
その問題点を理解しないままだと後悔する可能性が高い。
セミナーや見学会についても同じことが言えます。
定期的にセミナーや見学会を開催しているのはごく一部の業者です。
定期的に開催しないものの、施主やOBが了承した時だけ
見学会を開催する業者もいます。来場者を増やすため、スタンプラリーや
来場プレゼントなどを行う業者もいます。当然ながら、これらのイベントには経費が発生します。
折り込みチラシの製作費、折り込み料、会場の運営費、
プレゼント代、人件費など、その内容によっては100万円を超えることもあります。
それを負担するのは、その業者と契約を交わした施主です。
住宅展示場と同じ仕組みですね。
■個性や相性を見極める
とはいえ、イベントは業者と接する貴重な機会です。
専門的な話は苦手でも、家づくりに対する熱量やこだわり、
業者の印象や相性など、会わなければわからないこともあります。
他の来場者もいる場だからこそ、 一対一では見えない部分を観察できるというメリットもあります。
そのイベントの目的は、今後の営業のための集客?
自社の家づくりを伝え、家づくりを応援すること?
しっかり見極めたいですね。
そういえば、過去にいくつものセミナーや
見学会に参加したことがあるスタッフは、ある時、
「施主のための家づくりよりお金儲けの方が目的では?」
としか思えない業者に遭遇してガッカリしたことがあるとか。
断っても繰り返される営業攻撃に疲れ果てたそうです。
イベントを開催するのは、ごく少数の業者です。
その中から選ぼうとすると、選択肢が少なくなります。
そして、イベントに使われた費用は契約した人が負担します。
それらのデメリットを理解した上で、上手に活用しましょう。