床や内壁、家具や雑貨など、室内を構成する要素に統一感があると
その部屋は見栄えが良くなります。
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
そのためには、どんな事を意識すればよいのでしょうか。
まずは、好きなイメージを見つけることです。
「カジュアルで気負わない感じがラク」「高級感を持たせたい」
「穏やかで暖かな印象の部屋がいい」「原色を取り入れたイキイキとした空間だと元気が出そう」
など、人によって様々な好みがあることでしょう。頭の中でイメージするだけではピンと来ないなら、
インテリア雑誌や住宅情報誌、テレビやカタログなど、
様々な媒体を利用して、気に入った部屋や
インテリアの写真を集めてみましょう。
きっと、同じような傾向のものが集まるはずです。
室内を構成するもののことを「インテリアエレメント」といいます。
室内に統一感を持たせるために、・素材・色・質感・光の4つを意識してみましょう。
たとえば、同じような色合いでまとめたとしても、温かみのある自然素材、冷たい印象を与える硬質な素材など
異なる印象の素材が入り乱れていると、どうしてもチグハグな印象になります。
同じ傾向の素材でまとめても、色合いが多種多様だと、雑然とした印象を与えます。
就寝前のリラックスした時間を楽しめる寝室にしたいのなら昼間のように煌々と照らすだけの照明ではなく、
色や光量を調整できる照明の方がいいですよね。穏やかな色合いの間接照明との併用という方法もあります。
改めて意識してみると、当然だなと思うことばかり。しかし、「壁・天井・床」など
「家」としての部分に統一性を持たせることを意識できても、「家具・カーテン・雑貨」など
入居時に持ち込むものまで意識するのは、案外難しいものです。
依頼する業者にインテリアコーディネーターがいれば相談しながら進めることができますが、
いない場合には自分で考えるしかありません。深く勉強するのは大変ですが、
最低限の基礎知識を覚えておくだけでも参考になると思います。