新築やリフォームの際、複数の業者に見積もりを依頼したいですか?
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
「相場を知りたい」「少しでも安く仕上げたい」と思うなら、きっと依頼したいことでしょう。
しかし、漠然と依頼すると失敗します。必ず、「全く同じプランで、価格がどれくらい違うのか知りたい」
「私の希望・要望をプランにどう反映させるのか、 業者のセンスや相性を知りたい」
など、目的を明確にしてください。言われてみると当然のことですね。
なのに、案外気づかないものです。その理由は、普段の生活の中で、車や家電など、
まったく同じ商品の価格を比較することに慣れているからです。さて、あなたは
どうして相見積もりを見たいのでしょう。何を比べたいのか、はっきりしましたか?
単に、値引き交渉や駆け引き材料にすることが目的なら、絶対にやめてくださいね。
でないと、目先のことに左右されて家づくりが失敗するかもしれませんから。
もし金額を比べたいのなら、「使うもの」「つくるもの」を全て同じにしましょう。
でないと、正確に比較できません。なお、見積書が詳細であればあるほど、
その計算には人件費などの経費が発生します。業者によっては、作成費用を請求かもしれません。
トラブルを防ぐために、必ず依頼前に作成費用について確認してください。
最後に、技術力の高いベテラン職人と経験の浅い職人では、人件費が異なります。
ほかにも、仕入れルートや工法など、数字には多くの意味が隠されています。
金額を比較するための相見積もりでは単に数字を見るのではなく
「なぜこの金額になるんだろう」と意味を考えながらチェックしたいですね。