マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
日本の一般的な住まいでは、トイレと浴室は別々です。
「そんなの当然でしょ?」と思うくらい一般的なことですよね。
そして、洗面所が脱衣所を兼ねているのも一般的です。
「それも当然でしょ?」と思いますか?それとも、
「確かに一般的だけど、不便に思うことも少なくないな」と思いませんか?
洗面所が脱衣所を兼ねていると、浴室を使用している間
ほかの人は洗面所を使用できません。
もし、思春期の娘の入浴中に父親が洗面所を使用したら大変です。
場合によっては、何年も口をきいてもらえなくなります。
実際、風呂上りに脱衣所として使用しているとき、
家族が洗面所として利用するために入ってきて
お互いに気まずい思いをした人の話はよく耳にします。
あなたの周囲にも、そんな経験をした人はいるかもしれません。
また、洗面所が脱衣所を兼ねていると、当然そこには洗濯機があります。
洗剤や洗濯かごなどもあり、生活感が丸出しです。
『子供の友達が遊びに来たら洗面所で手を洗うことを約束事にしている』など、
来客が洗面所を使う機会が多いのなら、脱衣所に洗濯機や洗濯関連グッズを置き、洗面所を独立させた方が、ストレスを減らせるかもしれませんね。
トイレと浴室は別々、洗面所と脱衣所は一緒…。
ここ数十年は畳よりフローリングが主流…。
こういったことは、あくまで一般的なケースです。
家族のための家づくりですから『一般的』という言葉に縛られる必要はありません。
柔軟な発想を楽しみましょう。