こんにちは!
2006年から自然素材の家づくりを名古屋地区で続けている
マンションリフォーム研究所の中尾奈津絵です。
何度も検討した末にプランを決め、無事に工事請負契約を終えたものの、
いざ工事が始まってから間取りや仕様の変更を希望する施主は少なくありません。
図面と実物では印象が違いますから、ある程度は仕方ないという人もいます。
しかし、大幅な変更だと工期がずれるので、
材料の発注や大工の手配を一から行わなければなりません。
必然的に引き渡しも遅れるので、
仮住まいの確保や引っ越し業者との調整など、施主も何かと大変です。
ですから、変更を最小限にできるよう、十分に打ち合わせすることをお勧めします。
契約後に変更を行うのは施主だけではありません。
業者によっては、
「キャンペーン期間中に契約すれば、大幅な値引きがありますから」
「先着〇名様に特典を用意しているので」
といったセールストークで、
「とりあえず標準的なプランで契約して、詳細は契約後に打ち合わせましょう」
という流れに持っていく場合があります。
どう考えても、初めての家づくりを行う施主への配慮より、
自社の都合を優先する行動ですよね…。
工事請負契約は、
・こんな材料や設備で、こんな家づくりをします
・費用は○○万円で、支払い回数や割合はこのようにします
・引き渡し日は〇月〇日で、万が一遅れたらこのように対応します。
・その他、トラブルが発生したらこのように対応します
など、トラブルを防ぐために重要な約束事がギッシリ書かれています。
また、契約時に渡される重要事項説明書は、
「その場で読みあげられても、十分に理解できる自信がない」
「納得してから契約したい」
と、契約前に受け取って読み込む施主がいるほど難しくて重要な書類です。
その重要性を知ると、
「とりあえず契約して、詳細を詰めるのは契約後に…」
と誘導する業者って、あまりにも不誠実だと思いませんか?
業者の中には、
・契約を急がせる
・説明や情報提供を求めても、納得いくまで対応してくれない
・手付金や予約金、契約金など、早い段階での請求が多い
・契約まで進んでいないのに損害賠償を請求する
など、誠実とは言えない対応をする業者がいます。
「今まで何度も打ち合わせをしてもらったから」
と断り切れず、ズルズルと進めて後悔する方もいますが、
このままで、本当に望む住まいづくりができるでしょうか。
数十年に渡って共に家を守るパートナーを選ぶのですから、
誠実かどうかは重要なチェックポイントとなります。
あなたの意中の業者はどうですか?
ぜひ、じっくり見極めてみてください。