今の住まいでゴキブリを見たことはありますか?
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
見た瞬間に全身がゾワッとするくらいゴキブリが嫌いなら、
新居では絶対に見たくありませんよね。
最近の家づくりは快適性が向上しています。
人にとって快適な住まいは、ゴキブリにとっても快適な環境です。
とはいえ、引き渡し直後なら、
まだエサの無い新居にゴキブリがいる可能性は低いはず。
対策は最初が肝心です。一緒に考えてみましょう。
■ 侵入口を塞ぐ
ゴキブリは、わずか1.5mmの隙間からでも侵入できるとか。
それを防ぐため、まずは小さな隙間を塞ぎます。
例えば、網戸とサッシの間に隙間があるなら、
窓側と網戸側の両方に隙間テープを貼ります。
エアコンの室外機のドレンホースの先端には、
ドレンキャップを付けます。
ストッキングなどで代用することもできますが、
あまり目が細かいと、水と一緒に排出される
室内のゴミが詰まることがあるので注意が必要です。
(定期的に外して水洗いすれば、目詰まりを予防できます。)
業者によっては、ドレンホースが地面につかないよう
短めにカットしてくれます。
なお、業者がエアコンを設置する際は、
エアコンのスリーブ(設置するための穴)に隙間が無いか
必ずチェックしましょう。
「もし隙間ができたら、必ずパテ等で埋めてください」
と作業前に指示しておけば、より慎重に作業すると思いますよ。
■ 産卵場所を与えない
産卵場所として好まれるのは、適度な湿気と適度な暗さがある環境です。
なので、段ボールや鉢植えの観葉植物には、
室内に持ち込む前に卵が付着している可能性があります。
卵の持ち込みを防ぐため、持ち込んだ段ボールはできるだけ早く処分しましょう。
庭に物置があるのなら、そこを収集日までの仮置き場にするといいですね。
勝手口周辺などに蓋つきストッカーを置くなら、
そのためのスペースを確保しましょう。
観葉植物は、その本体にも注意が必要ですが、
植木鉢の下も適度な湿気と暗さがあるので、産卵される恐れがあります。
こまめに移動させて湿気の滞留を防ぎましょう。
最近はおしゃれなキャスターが増えているので、
部屋の雰囲気に合ったキャスターを使い分けるのも楽しそうですね。
■ エサを与えない
ゴキブリは、玉ねぎや生ごみのニオイが大好きです。
ニオイを防ぐため、玉ねぎは冷蔵庫に保存します。
生ごみは、蓋つきゴミ箱に捨てましょう。
排水口のヌメリもエサになるので、こまめな掃除は欠かせません。
なお、髪の毛やフケもエサになるので、
こちらもこまめな掃除が必要です。
浴室の排水口周辺に溜まった髪はその都度取り除くなど、
家族にも協力を依頼しましょう。
そういえば、ゴキブリはビールのニオイも好きですよね。
なので、飲み残しの放置は厳禁です。
捨てる前に空き缶をしっかり洗っている家庭でも、
わずかな洗い残しがあれば、彼らはそのニオイに引き寄せられます。
かといって、収集日まで屋外で保管すれば、
外のゴキブリを呼び寄せる原因になります。
収集日まで室内外どちらで保管するにしても、
蓋つきのゴミ箱でニオイを遮断しましょう。
ゴミ収集日までの期間、どれくらいの量のゴミが出るか把握していますか?
そのゴミの量に見合った大きさの蓋つきゴミ箱は
新居のどこに置きますか?
1匹見たら100匹いると言われるゴキブリ。
寄せ付けないため、できる限りの対策を試しましょう。