先日の折り込みチラシで、久しぶりに見てしまいました。
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
「今度の土日のみ〇〇万円値引き!」というキーワード。
「今ご契約の方に限り、お好きな設備をプレゼント」
とエアコンや家具などをプレゼントするキャンペーンは
値引きよりもよく見かけます。
そんな素敵な誘惑に出会うと、私はつい見入ってしまいます。
と同時に、
「このキャンペーンに必要なお金はどこから出ているんだろう?」
と考えてしまうんです。「業者の利益を削っているのかな?
それとも、その経費の分だけ建物代や諸経費に上乗せを?
いや、他の施主が負担をしている可能性も…。
いやいや、その前になぜこんなキャンペーンをする?
創業祭などの特別な記念に?値引きしないと契約が取れない?
もともと多めに利益を得ている?」
と、想像はどんどん膨らみます。
『値引き』というキーワードを使うのは業者だけではありません。
施主の中にも「あと〇万円値引きしてくれるなら契約します」
「A社の方が安いので、値引きがダメならA社に依頼します」
と値引きを求める人がいます。そんな時、私なら安易に値引きに応じる業者より、
A社への依頼を勧める業者の方を信用します。
利益を削って値引きすると、経営に影響が出て
アフターメンテナンスができなくなったら困ります。
値引きの分だけ材料の質や職人の質を落とされるのも困ります。
業者選びの手段として『値引き』を利用すると、
何らかのリスクがあるかもしれません。
それより、限られた予算の中を十分に活かし、
夢を叶え、不満や不安を解消するために工夫を凝らした方が
家族も業者も、より満足度の高い、
幸せな家づくりができそうだと思いませんか?